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DNニュース

2006年09月07日

沖電気、ITS車載器用路車間CMOS送受信回路のサンプル出荷を開始

ML9636

 沖電気工業は、高度道路交通システム(ITS:Intelligent Transport System)の狭域通信DSRC(Dedicated Short Range Communication)に対応した送受信回路(RFIC)を、業界で初めて1チップ化した「ML9636」のサンプル出荷を開始した。DSRCは、道路に設置された路側無線装置と走行中の車載器の無線通信を可能にし、道路と車の情報通信ネットワークを実現する基板技術となる。「ML9636」は5.8MHzのDSRCの標準規格ARIB STD-T75(1.3版)に準拠し、RF部とMODEM部を1チップ化した車載器用RFICで、DSRC用ベースバンドLSIと組み合わせてITS対応システムに適用することができる。
 ML9636はCMOS技術で1チップ化し、ベースバンドLSIとのインタフェースを送受信ともにデジタル信号で行うため、ベースバンド側のRF回路、ADCやDACといったアナログ−デジタル変換回路が不要になる。ML9636は受信、送信、シンセサイザ、デジタル変復調の各回路を集積し、変復調回路にはASK(Amplitude Shift Keying)モード時のスプリットフェーズ符号復号化回路も搭載している。沖電気はML9636により、2007年以降に立ち上がりが予想されるITS車載器による路車間通信市場向けの車載器の開発期間の短縮が可能になるとしている。サンプル価格は2,000円で、2007年7月から月産20万個で量産を開始する計画。

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