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DNニュース

2006年09月15日

RITEとHonda、植物繊維からアルコール燃料を製造する新技術を共同開発

 地球環境産業技術研究機構(RITE)とHondaの子会社の本田技術研究所(以下Honda)は、植物の繊維質の主成分セルロース類からアルコール燃料を製造する基板技術を確立し、サトウキビやトウモロコシ以外の材料からバイオエタノールを量産する目途をつけた。バイオエタノールの製造はこれまで、食用原料の糖や澱粉をアルコールに変換してきたが、RITEとHondaが開発した技術では稲藁など食用にならない植物の茎や葉のセルロース類を原料にすることができる。量産技術が確立できれば、大量の材料を安価に確保でき、大気中のCO2の総量に影響を与えないバイオ燃料の増産が可能になる。
 既存の技術では、植物原料からセルロース類を分離する工程で発酵阻害物質が生成され、糖をアルコールに変換する微生物の働きを妨げることが問題になっていた。RITEは糖をアルコールに高効率で変換する微生物RITE菌を開発していたが、Hondaがエンジニアリング技術で協力することにより、発酵阻害物質の悪影響を大幅に低減してアルコール変換効率を飛躍的に向上させるプロセスを確立した。この工程では、植物材料から分離したセルロース類を糖化し、RITE菌により糖をアルコールに変換した後、バイオエタノールを精製する。今後はこれらの工程をひとつのプラント内で連続処理するシステムの開発に取り組み、省エネルギー、低コストの量産技術の確立を目指す。また、植物が光合成と水から合成した有機物であるバイオマスから自動車用の樹脂材料などの産業用物質を製造する研究にも、今回の成果を生かしたい考え。

                 プロセスイメージ図



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