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DNニュース

2006年10月03日

NTT、1本の光ファイバで毎秒14テラビットの伝送に成功

 日本電信電話は、1本の光ファイバで毎秒14テラビット(Tbps)の大容量データを160km電送することに成功したことを、フランスのカンヌで開催された欧州光通信国際会議で発表した。この電送実験では、111Gbpsの容量の光信号を140チャネル分同時に伝送することに成功し、過去最高の実験実績の約10Tbpsを1.5倍強上回った。実用化されている基幹光ネットワークでは1波長あたり10Gbpsの光信号を多重化して約1Tbpsを実現しているが、今回の実験ではこの15倍の容量を伝送したことになる。
 従来の光通信では2値の強度変調方式(ON/OFF Keying)を利用しているが、今回の実験では帯域圧縮と高感度化を両立できる4値の位相変復調符号化技術(DQPSK)とNTTが開発したパルス変調(CSRZ)を組み合わせたCSRZ-DQPSK方式を採用し、これに対応する受光素子を備えた復調回路と111Gbpsの位相変調信号を合成する多重/分離/波形整形回路を設計した。また、従来の4THz程度の帯域の光増幅中継器で10Tbpsの伝送容量を実現するためには、複数の波長帯(S、C、Lバンド)で個別に光増幅する必要があったが、NTTはLバンド帯域を従来の1.75倍の7THzに拡大する光増幅中継技術を開発した。
 NTTはこれらの技術により、7THzの光増幅中継器で111Gbpsの光信号を100GHz間隔で70チャネル多重化し、偏波多重分離技術を併用してチャネル数を140に拡大して一括光増幅中継することが可能になり、14Tbpsの光信号を160km伝送することに成功した。

図1 10Tbps級大容量伝送を実現するための技術

図2 帯域圧縮・高感度化を実現するCSRZ-DQPSK符号と

図3 拡張L帯光増幅中継技術による1バンド光増幅中継帯域の拡大



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