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DNニュース

2006年11月13日

産総研、100個以上の温湿度センサーからデータを収集できるシステムを開発

 産業技術総合研究所 知能システム研究部門、空間機能研究グループ、芝浦工業大学工学部複合情報システム研究室は、協力して100個以上の温度・湿度センサーなどを無線ネットワーク・ノードとロボット用ミドルウエアで結合させ、情報を効率よく収集するシステムを構築した。産総研は、2004年12月15日に発表した体積6立法センチの小型ネットワーク・ノードに、MEMS技術を用いてADコンバータを内蔵した温度・湿度センサーを組込み、ビルや橋脚やプラントなどの大規模システムに実装できるセンサーネットワークを構築できるようにした。
 これらのノードは8ビット・マイコン、送受信デバイス、デジタル入出力機能を備え、免許不要の300MHzの微弱無線で十数メートルの範囲の通信に対応できるアクティブICタグとして開発された。無線ネットワーク・ノードは金属や電磁波の多い環境でも信頼性が高く、ボタン電池1個で5秒に1回のアクセスを1年以上(5分に1回では60年以上)継続使用することができる。
 産総研は2002年度から3カ年計画で進めてきた新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業「ロボットの開発基盤となるソフトウェア上の基盤整備」で、ロボットの構成要素となるソフトウエアを開発し、OpenRTM(Robot Technology Middleware)として一般公開してきた。これらのソフトウエアはRTミドルウエアを基盤として、共通のインタフェースで相互に連携可能な再利用性が高い機能モジュールであり、今回の開発ではセンサーネットワークからデータを収集するために必要なモジュールを整備した。
 今回開発されたシステムでは、ノードのコストが従来の10分の1程度と安価で、ロボットの要素技術としてのミドルウエアが整備されることにより、センサーネットワークの実用化を身近にし、さらにロボット技術の生活空間への応用などで新しい産業の創出に寄与することが期待される。この研究は、平成18年度地域中小企業支援型研究開発事業の一環として行われている。

図1 大規模モニタリングシステムの例

図2 センサネットワーク・ノード

図3 センサ実装イメージ



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