フジノンは、小型軽量のハイビジョン対応の情報カメラ「City Sight HD」およびワイド側焦点距離8.8mmと88倍の高倍率を実現したズームレンズ「DIGI POWER 88」2機種を発売する。「City Sight HD」は民生用ハイビジョン記録フォーマット「080/60i HDVカメラ」を採用し、左右上下の動作(パン・チルト)、ズーム、フォーカス、絞りなどを遠隔制御できる。また、FUJINON「DIGI POWER 88」は、スポーツ中継などで求められていた広角撮影と超望遠撮影の両立を実現した放送用のボックス型ズームレンズで、日本放送協会(NHK)と共同開発したプレシジョン・フォーカスを搭載した「DIGI POWER 88PF」も発売する。
「City Sight HD」は緊急災害報道や動物を扱うドキュメンタリーで利用されてきたリモート・コントロール・システムに搭載可能なハイビジョン対応カメラで、ワイパーを装備し屋外に恒久的に設置できる設計になっている。「City Sight HD」は幅239×高さ298×奥行き249mm、約5kgの小型軽量カメラで、左右300度、上下95度の範囲で動作させることができる。左右上下の動作、ズーム、フォーカス、絞りなどは「ショットメモリ」により事前に設定してボタン操作で瞬時に呼び出すことが可能。また、通信プロトコルを変換することにより、既存のリモート・コントロール・システムに搭載して運用することができる。「City Sight HD」は2007年1月初旬に発売を開始し、初年度150台の販売を見込んでいる。
「DIGI POWER 88/DIGI POWER 88PF」は、8.8mmから777mmの88倍の超高倍率ズームを可能にし、スポーツやコンサートなどで威力を発揮するハイビジョン用ズームレンズで、クラス最高の広角化と高倍率を実現しながら全長を従来機種より50mm以上短縮した。DIGI POWER 88は、高さ265×幅270×長さ575mmの大きさで、重量が24kg。迅速で正確なオートフォーカスを搭載したDIGI POWER 88PFは、DIGI POWER 88より50mm長く、重さ26kgとなっている。これらのズームレンズは、12月1日に発売を開始し、初年度120台の販売を見込んでいる。