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DNニュース

2006年11月28日

情報通信研究機構、空中に鏡映像を結像する光学素子を開発

ナノ加工技術を用いた受動光学素子

 情報通信研究機構(NICT)と神戸大学は、ナノ加工技術を用いた受動光学素子を開発し、鏡映像を空中に結像させることに成功した。この素子の裏面に通常の液晶ディスプレイを配置すると、視点を変えても安定した3次元的定位をもつ空中映像ディスプレイが実現できる。
 開発された光学素子は、素子面に1辺100マイクロメートル、深さ100マイクロメートルの四角い貫通穴が多数あり、この穴の4面の内壁にマイクロミラーが形成されている。穴を通過する光は、隣接して直角に配置された2面のマイクロミラーに2回反射され、細かく分割された光線が空中に鏡映像を結像する。
 鏡映像は、左右が反転するものの、鏡の表面に対して面対称な位置関係にあり、等倍で3次元的に収差がない像となる。開発した光学素子は、左右反転がない空中像を結像するが、奥行きが反転した疑似3次元像になっている。この開発成果は、11月29日から3日間、東京ビッグサイトで開催される「全日本科学機器展 in 東京2006」で展示される。

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