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DNニュース

2006年12月11日

STマイクロエレクトロニクス、生体微粒子の調整操作を容易にする試作デバイスを開発

 STマイクロエレクトロニクスは、唾液、血液、生体組織などの検査サンプルから必要な生体微粒子を迅速に抽出できる試作マイクロチップを開発した。STマイクロエレクトロニクスは、生体サンプルに含まれる特定の遺伝物質を検出する「ラボ・オン・チップ」により、病気の診断および食物や水の細菌汚染の監視などを可能にしてきた。ただ、サンプルの調整は、熟練した専門技術が必要で、時間と費用がかかるプロセスとなっていた。
 STの研究者は、誘電泳動と呼ばれる手法により、電界を利用して導電性の溶液中に含まれる生体微粒子を分離し、物理的および電気的条件を細かく設定することで、対象微粒子の動きを精密に制御できるデバイスを試作した。このデバイスが実用化されると、オペレータは短期間のトレーニングでサンプルを調整することが可能になり、専門の研究所以外の病院や診療所における診断解析が実施しやすくなる。また、従来は困難だった低濃度で存在する細胞の分離、溶液中の細胞の濃度増大、細胞核からのDNA抽出も容易になる。
 この研究プロジェクトの詳細は、イタリアのバリ工科大学で開催されたナノスケールの材料科学と材料機械学のシンポジウム「NANOMEC06」で論文発表された。



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