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DNニュース

2006年12月21日

米国で燃料電池向けメタノールの航空機内へ
の持ち込みが07年1月にも可能に

 燃料電池用のメチルアルコール(メタノール)の液体を航空機内に持ち込むことができるようになりそうだ。早ければ2007年1月にも米運輸省(DOT)の承認が下りるという。すでにICAO(国際民間航空機関)は航空機内へのメタノールの持ち込みを承認した。ただし、水素の持ち込みは認可されない。DOTの承認が下りると燃料電池の携帯機器への応用に拍車がかかるようになる。
 例えば、米MTI Micro Fuel Cell社は、Liイオン2次電池の2〜20倍というエネルギを持つDMFC(direct methanol fuel cell)技術を使った燃料電池を米軍と韓国Samsung社にサンプル出荷している。同社の技術は水で薄める必要がないという特徴があるため充填が容易である。軍用に長期間使うという用途に向き、無線機器やリモートセンサー、壊れにくいパソコンや持ち運び用電源としても使う。2006年にSamsung社と独占契約を結び、携帯電話機をはじめとする携帯機器への応用を目指している。これまでの実験ではエネルギ効率1.3Wh/ccを達成している。2007年には米軍からのテスト結果が出る予定だ。
 燃料電池の開発は米国で盛んになっており、例えば米PolyFuel社は、正極と負極を分け隔てるためのメンブレン膜を20μmと従来の半分に薄くした。この膜は発生する水素を通さず電子のみを通すことができるという特徴があり、現在55カ所でテストを実施しているという。すでに量産体制を確立し、ロールツーロール方式のメンブレン膜を生産できているとしている。
(津田建二)

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