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アジレント、国内ブランド統一で分析事業を強化、GCの新製品も投入

[issued: 2007.02.28]

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アジレントのライフサイエンス・化学分析事業を統括する菅野副社長

 アジレント・テクノロジーは2月28日、都内でライフサイエンス・化学分析部門の事業展開と、ハイエンドガスクロマトグラフ(GC)の新製品「Agilent 7890A」について記者発表を行った。

 同社は、これまでライフサイエンス・化学分析事業の国内展開を担当していた子会社の横河アナリティカルシステムズ(YAN)を、2月1日付けでアジレント本体に統合した。YANの社長を務めていた、ライフサイエンス・化学分析統括本部長の菅野隆二副社長は「これまで社名に『アジレント』という名前がない YANがアジレント製品を販売するというブランド不一致があったが、事業統合によりアジレントブランドに一本化できるので、国内市場での事業拡大に向けた大きな力になる」と語った。

 7890Aは、化学メーカーの中央研究所など研究開発用途で用いられるハイエンドGCとしては約10年ぶりの新製品となる。合わせて7890Aに対応する、GC/MS「Agilent 5975C」も発表し、両製品とも3月1日から受注を開始する。出荷開始は3月上旬の予定。販売価格は、7890Aが250万円から、5975Cが最小構成で850万円から。同社は、GC、GC/MSとも世界シェアトップだが、国内シェアでは2位にとどまっている。ブランド統一と新製品投入により、GCは国内シェアの拡大、GC/MSは国内トップシェアを目指す。

 新機能としては、再現性良く、正確にガス流量を制御できる独自技術「キャピラリー・フロー・テクノロジー」を採用することで、分析時間の短縮やさらなる安定性の向上を実現した。分析時間については、従来は分析前の装置立ち上げから冷却までの総分析時間が82分必要だったところを、分析後の後処理時間を縮める「バックフラッシュ」により、従来比約30%減の53分にまで短縮できた例もあるという。

 さらにGCのメンテナンスなどの診断用に「ラボ診断用ソフトウエア」を準備した。1台のPCから複数台のGC、GC/MSをリアルタイムでモニタリングできるだけでなく、ネットワーク接続による同社のインテリジェントサポートを受けることも可能になる。「インテリジェントサポートは、2006年に発売した液体クロマトグラフの新製品『1200 LC』と7890A、5975Cから始める計画だが、順次対象製品を拡大して顧客サポートの充実につなげたい」(菅野副社長)という。

 米Agilentグループ全体でのライフサイエンス・化学分析事業の規模は約16億ドル(2006年10月期)。このうち日本の売上げは約200億円を占める。


GCの新製品7890A(左)と7890Aに対応したGC/MSの新製品5975C

キャピラリー・フロー・テクノロジーにより総分析時間を従来比で30%短縮できる



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