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日本精工、世界最大出力の電動パワーステアリングを製品化

[issued: 2007.03.20]

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 日本精工は、小型、高効率、低騒音のブラシレスモーターおよびモーター制御技術を開発し、乗用車用電動パワーステアリングとして製品化した。コラム式電動パワーステアリングとしては世界最大出力を達成したという。中型から大型の乗用車(排気量1,500cc~3,500ccクラス)向けに展開し、 2010年に年間130万本の販売を計画している。

 電動パワーステアリングは、油圧式に比べると燃費性能が高いことから、需要が拡大している。しかし排気量3,000ccクラスの大型車では、対応するラック推力を持つ製品がなく、電動ポンプ式油圧パワーステアリングか油圧式パワーステアリングが使用されている。

 同社は、これら大型車にも対応するため、電動パワーステアリングシステムの高出力、高効率に取り組んだ。モーターについては、高さで現行品と比べて 10%減の104mm(モーター径は85mmで同じ)、重量で12%減の2.9kgという小型・軽量化を実現した。これにより、従来モーターとECU(電子制御ユニット)を別々に配置していたところを近接配置することが可能になり、モーター配線の効率化によるシステム効率改善やノイズ低減が可能になった。モーターとECU(配線部含む)では、体積が38%減の800cm3、重量が13%減の3.9kgとなっている。

 またモーターの誘起電圧波形を通常の正弦波から擬似矩形波に変えることで、マグネット磁気の有効活用することなどで10%以上の出力向上を果たした。ラック推力は大型車に対応する1万2,000Nを実現している。一方で、高出力化との共存が難しい低騒音化にも取り組み、新方式の制御技術を採用して作動音を約3dB低減した。モーター定格トルクは3.8Nm~5.3Nmまでのバリエーションで開発しており、顧客の車両特性に合わせてのシステム提案が可能だ。


日本精工が新開発した乗用車用電動パワーステアリング




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