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日本NI、対話式回路シミュレータと基板レイアウトツールの最新版を発売

[issued: 2007.03.26]

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日本NIのNI Multisim 10.0(右)と NI Ultiboard 10.0の画面例

 日本ナショナルインスツルメンツ(NI)は、対話式の回路シミュレータ「NI Multisim」と電子基板レイアウトツール「NI Ultiboard」の最新版を発売する。両製品ともバージョンは10.0で、2005年11月発表の9.0以来のバージョンアップとなる。価格は「NI Multisim 10.0」が基本版40万4,000円、プロフェッショナル版69万6,0000円、「NI Ultiboard 10.0」が基本版34万8,000円、プロフェッショナル版55万7,0000円(全て年間保守契約付き)。NI Multisim 10.0については、現時点では英語版のみで、2007年中旬には日本語版を発売する予定。

 Multisim は回路シミュレーション(SPICE)の一つで、単一のプラットフォーム上でアナログ、デジタル、マイコン、VHDL、RFのシミュレーションが可能。グラフィカル開発環境「NI LabVIEW」と組み合わせることにより実信号を扱うことができるので、より正確な回路のモデリングが可能となる。Ultiboardは、電子基板のレイアウトとルーティングのためのソフトウエア。配置から銅パターン配線までのレイアウトプロセス全体を迅速に行うことが可能だ。

 今回の最新版では、部品データベースの強化、上級シミュレーションツールを中心とした高度な設計機能の付加、ユーザーコミュニティの充実などを図った。両製品とも共通の部品データベースは、アナログ・デバイセズ、リニアテクノロジー、テキサスインスツルメンツなど大手メーカーの提供する1,200種類以上の部品データが加わって合計1万6,200種類以上となり、従来は無かったスイッチング電源モデルについて100種類以上を追加した。SPICEモデルについても、従来約8,000種類のところをさらに500種類以上増やしている。

 またNI Multisim 10.0では、SPICEパラメータを自動調整してシミュレーションエラーを自動的に修正する自動収束アシスタントや、BSIM 4(MOSFETシミュレーションモデルの一つ)パラメータと同様に、差動測定用の新しい仮想電流プローブやさらに機能を拡張した仮想スタティックプローブを含むデータの視覚化・解析ツールの強化などを行っている。

 両製品とLabVIEWの組み合わせにより設計・テストの統合プラットフォームとして使用することが可能だったが、このほど発表した対話式計測ソフトウエア「NI LabVIEW SignalExpress」と組み合わせた場合には、プログラミングなしでより簡単にシミュレーションデータと実環境データを比較できるようになる。



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