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DebiotechとSTマイクロ、使い捨てインシュリン・ポンプで提携
[issued: 2007.04.24]
使い捨てタイプの小型インシュリン注入ポンプ
同ポンプは、Debiotech社のインシュリン注入技術と、シリコン・ベースのマイクロ流体デバイスを大量生産するSTの技術を組み合わせることで実現した。半導体プロセス技術によって大量生産することが可能だ。Debiotech社の社長兼CEOであるFrederic Neftel医学博士は、「今回のSTとの協力関係は、使い捨て可能なコストでナノポンプを製造する上での大きな一歩と言える」と語る。
現在、既存のDebiotech社製インシュリン・ポンプは、ポケット・ベルほどの大きさがあるが、ST社製マイクロ流体デバイスを採用することで、その大きさを約4分の1に小型化した。パッチ形でほとんど目立たず皮膚に付けることができ、患者はポンプを固定したり服の下に隠したりする必要がなくなる。
また、同マイクロ流体デバイスは、微量の流体の流れを電気的にコントロールでき、インシュリンの投薬量をナノリットル(10億分の1 リットル)レベルで制御可能。これは、生理的なインシュリン分泌に極めて近いという。このデバイスは過剰投与を防ぎ、さらに投薬不足、閉塞、気泡などポンプの故障を検知して、患者を保護する機能を備える。
インシュリン・ポンプを用いた持続的皮下インシュリン注入注射法(CSII)は、1日に複数回行う必要があるインシュリン注射に代わる治療方法。CSIIでは、リザーバ(輸液のタンク)が取り付けられたプログラム可能なポンプを患者に装着し、インシュリンを皮下細胞に注入することで、膵臓(すいぞう)からのインシュリンの自然分泌を模倣する形で、1日中持続的にインシュリン注入が行われる。
インシュリン・ポンプのサンプルはすでに生産されており、2008年にパートナー企業により実用化された製品がディスポーザブル・カートリッジの形で一部の市場で入手可能になる予定。Debiotech社は、医療機器市場の主要メーカーへのライセンスを含め、商品化を担当する。
Debiotech社製インシュリン・ポンプのイメージ写真
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