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東レ、新技術で植物繊維強化ポリ乳酸プラスチックの性能を向上
[issued: 2007.05.21]
東レは、ポリ乳酸(PLA)とセルロースを主成分とする植物繊維を均一に分散し、高速に結晶化する新技術を開発し、植物繊維強化PLAプラスチックとして世界最高となる150℃の耐熱性、従来比2倍の剛性、優れた成形性を実現した。今後は、自動車部品、電気電子部品、土木建築資材、家具などに幅広く用途開発を進め、環境配慮型製品の事業拡大を目指す。また22日から東京ビッグサイトで開催される「2007 NEW環境展」、23日からパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2007」で展示する。
PLAは、トウモロコシなどの植物のデンプンを発酵して生成する乳酸を重合したバイオポリマー。石油資源の節約や、二酸化炭素の排出量を抑制できる「カーボンニュートラル」効果により、地球温暖化の防止に貢献する環境低負荷素材として注目されている。PLA樹脂単体では強度が低いため、植物繊維を補強材として配合した植物繊維強化PLAプラスティックが開発されてきた。しかし成形時に起こるPLAの分解や外観不良、射出成形サイクルが長いことにより耐熱性と剛性が低いなどの問題を抱えていた。
新技術は、PLAと植物繊維を最大50%まで均一に分散できるように溶融混練できるとともに、PLAポリマーと植物繊維の相互作用による結晶化促進作用を追求して、結晶化速度を植物繊維を入れないPLAの50倍、最新の改良技術の10倍にまで高速化した。成形時間の大幅短縮と均一に分散した植物繊維の補強効果により、成形時におけるPLAの分解に起因する外観不良の問題を解決し、150℃の耐熱性と従来比2倍の剛性を実現した。この技術により発泡体を成形することも可能になる。今回の新技術の開発には、東大阪市の昭和丸筒と昭和プロダクツが協力した。
※カーボンニュートラル:二酸化炭素の増減が起きない性質のこと。樹脂を焼却処理する場合、原料が植物由来であれば成長過程の光合成で吸収した二酸化炭素を大気に戻していると考えることができる。
PLAは、トウモロコシなどの植物のデンプンを発酵して生成する乳酸を重合したバイオポリマー。石油資源の節約や、二酸化炭素の排出量を抑制できる「カーボンニュートラル」効果により、地球温暖化の防止に貢献する環境低負荷素材として注目されている。PLA樹脂単体では強度が低いため、植物繊維を補強材として配合した植物繊維強化PLAプラスティックが開発されてきた。しかし成形時に起こるPLAの分解や外観不良、射出成形サイクルが長いことにより耐熱性と剛性が低いなどの問題を抱えていた。
新技術は、PLAと植物繊維を最大50%まで均一に分散できるように溶融混練できるとともに、PLAポリマーと植物繊維の相互作用による結晶化促進作用を追求して、結晶化速度を植物繊維を入れないPLAの50倍、最新の改良技術の10倍にまで高速化した。成形時間の大幅短縮と均一に分散した植物繊維の補強効果により、成形時におけるPLAの分解に起因する外観不良の問題を解決し、150℃の耐熱性と従来比2倍の剛性を実現した。この技術により発泡体を成形することも可能になる。今回の新技術の開発には、東大阪市の昭和丸筒と昭和プロダクツが協力した。
※カーボンニュートラル:二酸化炭素の増減が起きない性質のこと。樹脂を焼却処理する場合、原料が植物由来であれば成長過程の光合成で吸収した二酸化炭素を大気に戻していると考えることができる。
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