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ビクトレックス、コーティング材とフィルムでPEEK樹脂を拡販

[issued: 2007.06.22]

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ビクトレックスジャパンのオカプニャック社長

 ビクトレックスジャパンは21日、都内で記者説明会を行い、07年4月からの新体制と、PEEK樹脂を使ったコーティング材「VICOTE」と高機能フィルム「APTIV」を発表した。

 ビクトレックスジャパンは、英Victrex社が世界でほぼ独占的に製造・販売する高性能エンジニアリングプラスチックPEEK (Polyetheretherktone)樹脂を国内市場で展開している。1997年にVictrex社と三井化学の合弁で国内市場に参入したが、07 年4月からはVictrex社の100%子会社となった。リチャード・オカプニャック社長は「国内でのPEEK樹脂の販売量は年々増え続けており06年は 300トンを超えた。07年からは新製品のコーティング材とフィルムを加え、年率二ケタの成長を維持して行く」と話した。

 VICOTEは、溶剤を使わない水性のコーティング材。高い耐摩耗性、260℃という耐熱性、ハロゲン元素を含まないなどの特性があり、フッ素樹脂コーティングの代替を目指している。06年夏に市場投入しており、電機炊飯器の内釜の表面コーティングやニードル軸受などの採用実績も出ている。07 年からは、帯電防止が可能な「ESDグレード」、防さび機能を持つ「Fグレード」などを投入する予定。

 APTIVは、耐熱性、耐摩耗性に加えて、電気絶縁性、水分やガスへの遮断性が高い高機能フィルムで、熱可塑性なので加工が容易なことも特徴となっている。5月に市場投入したところで展開はこれからだが「コンポジット材の構成素材やスピーカーの振動板への応用では、すでに国内で検討が始まっている」(ビクトレックスジャパン)という。



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