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産総研、建設現場などで働く人間型ロボットを開発

[issued: 2007.06.25]

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HRP-3が工具を保持した姿勢

 産業技術総合研究所、川田工業、川崎重工業は、災害現場などの過酷な実環境で働く人間型ロボット「HRP-3 Promet Mk-II(HRP-3)」を開発した。開発プロジェクトの新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)による「実環境で働く人間型ロボット基盤技術の研究開発」は2007年3月に終了しており、今後は基盤技術の安定化、コストダウン、商用化などを目指すことになる。

 経済産業省は1998年から、「働く人間型ロボット」の実現可能性を世の中に示すことを目的とした「人間協調・共存型ロボットシステムプロジェクト(HRP)」を推進しており、02年12月にはNEDOと産総研による人間型ロボットの成果機として「HRP-2」を発表している。

 HRP-3は、身長160cm、体重68kg(バッテリ含む)。ロボットの関節数である自由度がHRP-2の30から42にまで増えるなど、腰、腕、ハンドの動作能力を高め、歩行時間を2倍の120分にまで増やした。また防塵・防滴性や排熱性を備えることで、屋外の建設現場や災害現場での稼働も可能になった。さらに、自律制御動作を続けながら遠隔操作をできるようにする「自律・遠隔ハイブリッド型全身動作制御」のための遠隔操作コックピットと簡易操作装置を開発した。HRP-2と同様に本田技研工業の2足歩行ロボットの技術を継承しながら、滑りやすい路面での歩行、腕と脚を協調制御させて体を支えながらの作業、3本指を備えたハンドによる工具の操作など、実際の労働現場や生活環境で働く人間型ロボットを実現するための基盤技術が導入されている。外観のデザインは、HRP-2と同じくアニメ・メカデザイナーの出淵裕氏が担当した。



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