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日本精工、信頼性と耐油性を向上したクリープフリー軸受をサンプル出荷

[issued: 2007.06.28]

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 日本精工は27日、クリーンルーム用ファンやポンプ用モーター向けの「クリープフリー軸受」で、耐クリープ力、信頼性、耐油性を強化した新製品を開発し、サンプル出荷を開始したと発表した。2010年度に年間25億円の売上高を目指す。また27日から東京ビッグサイトで開催されている「第11回機械要素技術展」に出展している。

 ファンモーターやポンプ用モーターの軸受は、外輪とハウジングの間にすきまを持たせた「すきまばめ」で使用されることが多く、条件によって「クリープ」と呼ばれるすべり現象が発生して軸受を摩耗させることがある。特にモーターの軽量化のためにアルミニウム製ハウジングを使用する場合、鋳鉄製ハウジングより熱膨張率が大きいため、軸受とハウジング間のすきまが増大してクリープが起こりやすくなる。

 今回開発したクリープフリー軸受では、弾力・反発力を利用してクリープを防止するOリングについて、装着する外輪外径部のみぞ寸法を見直して最適化を行い、耐クリープ力を従来より20%向上した。また、Oリングの材料を120℃の高温環境での永久ひずみ量(へたり)を同社比で5分の1に低減できるゴムを採用し、高温下でも安定した耐クリープ力を維持して、モーター用軸受のメンテナンス期間を延ばすことが可能になった。さらに、新しいOリング材料が、エステル系油脂に対する耐油性が従来より7倍高いことから、モーター組立て時に軸受外径やハウジング内径に、鉱油系に加えてエステル系油脂も利用できるようになった。



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