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ユニチカ、ポリ乳酸樹脂の成形速度を1.7倍に

[issued: 2007.07.17]

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 ユニチカは、バイオマス由来のプラスチックであるポリ乳酸(PLA)を主成分とする「テラマック」樹脂の成形温度を下げて成形速度を従来比で1.7倍にする技術を開発した。今後は従来コスト面で適用が難しかった、情報機器、電子部品、自動車内装部品などの分野への展開を目指す。

 今回の技術は、ポリ乳酸が結晶化する段階で分子レベルでポリマー鎖の配列を制御するもので、成形温度と時間を従来100℃で約50秒必要だったところを、80℃で30秒に短縮した。高速成形により生産性向上とコスト低減が可能になるだけでなく、温度を下げることによる取り出し時の変形やバリの発生がなくなり、金型設計の自由度拡大と消費エネルギー低減も実現できる。

 トウモロコシなどの植物資源を原料とするポリ乳酸は、従来の石油資源プラスチックと異なり、焼却廃棄時に発生する二酸化炭素を原料の植物が光合成のために吸収する「カーボンニュートラル」という性質を持つ。しかし石油系の汎用樹脂に比べて、高価で生産性が低いなど性能面では多くの課題を抱えている。同社は2002年10月に、耐熱性に優れたフィルム・シート製品を開発して以降、ナノテクノロジー、植物性強化材、無機添加剤などにより耐熱性、難燃性、耐衝撃性の向上を進めており、ポリ乳酸の適用範囲を発泡樹脂や射出樹脂などに広げている。



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