日本ムーグは、グループ企業のオランダMoog FCS社が開発したモータースポーツ用ロードシミュレータシステムを9月から日本市場で発売する。高速ターン時の車体の「ねじれ」を再現する世界初の「8 軸ロードシミュレータ」で、5月に1号機を米国バージニア州ダンヴィルのバージニア・インターナショナル・レースウェイのVIPER(Virginia Institute for Performance Engineering and Research)に納入した。日本ムーグでは、レーシングチームや試験施設から需要を見込み、7軸システムの改造にも対応する。
F1などのレーシングカーは、前後に装備したウイングにより発生する空気の流れで車体を路面に押しつける「ダウンフォース」を利用して、高速コーナー走行を実現している。従来のシミュレータは、タイヤ下部の4軸の油圧アクチュエータに加え3軸の油圧アクチュエータを車体下部に接続した7軸システムでダウンフォースを再現していたが、ターン時の車体の「ねじれ」を再現できず、制御系の調整やエラー対策に時間を費やしても屋内でサスペンションの調整を最適化することが難しかった。
新開発のロードシミュレータは、世界で初めて4本の空圧アクチュエータを車体下部に接続する方式を採用し、「ねじれ」を忠実に再現することに成功。高速走行中の旋回性能を少ない実走行時間で最大化できるようにした。また、路面入力とダウンフォースによる入力が独立しているため制御しやすく、標準的なコンプレッサとタンクユニットで空気圧を発生させているためシステムコストと消費電力を低く抑えることが可能になった。
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日本ムーグ、モータースポーツ用8軸ロードシミュレータを発売
[issued: 2007.08.28]
Moog FCS社の8軸ロードシミュレータ
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