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DNニュース

2007年09月06日

日本精工、電動射出成形機のメンテナンス性を高めるボールねじを開発

 
日本精工のグリース保持型高速・高負荷用ボールねじA1シリーズ 日本精工のグリース保持型高速・
高負荷用ボールねじA1シリーズ

 日本精工は、グリース保持性能を高めるなどしてランニングコストとメンテナンス作業量を大幅に低減できる、電動射出成形機用のグリース保持型高速・高負荷ボールねじ「A1シリーズ」を開発した。射出用と型締め用に11種類のナット形式を揃え、11月から受注を開始する。2010年に売上高20億円を目指す。

 今回の製品では、特許申請中のリップ接触タイプA1シールと、新加工技術で研削逃げ構造を廃止したねじ軸の専用特殊ボール溝形状でシール性能を向上することにより、従来品に比べてグリース保持性能を3倍に向上。グリース供給量を少量に抑えることでランニングコストとメンテナンス作業量を低減できるようになる。またグリースの飛散量も3分の1に削減しており、環境性能も向上している。さらに、接触シールを使用しているにもかかわらず、摩擦トルクの増加は30〜50N・cm(軸径80mmの場合)と小さく、駆動トルクへの影響は0.1%以下となっている。シール部の発熱は、実用レベルで1℃以下の温度上昇とした。

 射出成形機は、従来の油圧式に代わってモーターとボールねじを使った電動式が主流になりつつある。そして現在よりも高速、高精度で成形するためには、さらに高速・高負荷の射出に対応するボールねじが必要であり、同時に潤滑性能も高い性能を要求される。実際に潤滑では、実際には、高荷重時の金属面同士の融着を防ぐ極圧添加剤含有のグリースを自動供給する方法が一般的で、ボールねじナット両端のスキマ仕様シールからはグリースが外部に漏れ出るため、グリース補給のランニングコストが高くなっていた。さらに漏れたグリースの飛散による装置内部を汚染する問題に対してカバーを設けるなどする必要があった。

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